テーマパークダンサー
- テーマパークダンサーとはテーマパークや遊園地でショーやパレードに出演する仕事
- テーマパークダンサーの仕事内容ショーやパレードをパフォーマンスで盛り上げ、観客へ感動を与える
- テーマパークダンサーになるにはダンサーとしてのスキルを高めてオーディションに挑戦しよう
- 必要な資格・試験情報は?必要な資格はないので、ダンサーとしてのスキルや表現力、また笑顔や元気を届けるコミュニケーション力を磨こう
テーマパークダンサーとは
ショーやパレードでパフォーマンスを披露しテーマパークを盛り上げる
テーマパークダンサーとは遊園地などテーマパークでパレードやショーに出演し、パフォーマンスを披露するダンサーのことです。
多くのテーマパークでは非日常的で楽しい雰囲気を生み出すために様々な場所でショーを披露しています。
テーマパークダンサーのパフォーマンスはこうした雰囲気作りになくてはならないものです。
ショーの種類によって求められるスタイルは違うため、ジャズやヒップホップ、クラシックバレエなどオールジャンルで踊れるスキルが求められます。
そのため日々のトレーニングや継続的な努力が重要となります。
暑い日でも寒い日でも、笑顔でのダンスや、キャラクターのような動きにくい衣装での美しいパフォーマンスを要求されるので大変な仕事です。
しかし、テーマパークダンサーの役割はお客様に夢や魔法のような特別な体験を感じてもらうために不可欠であり、そのやりがいはとても大きいです。
テーマパークダンサーの仕事内容
ショーやパレードで観客を魅了し、最高の体験を届ける
テーマパークダンサーの主な仕事は、ショーやパレードでパフォーマンスを披露し、観客に非日常的なワクワクする体験をしてもらうことです。
ショーやパレードは、1日に数回行われることが多いため体力が必要となります。
そのため、日々の練習や筋力トレーニングを通してしっかりと体力をつけることや体のケアをして怪我を防ぐことが重要です。
ショーやパレードは、そのテーマパークやエリアのもつテーマや世界観に合わせて作られており、様々なダンススタイルや物語性が取り入れられています。この多様で複雑な表現をするためにはダンススキルだけでなく演技力や表現力も求められます。
また、公演中の観客との直接的なコミュニケーションも大切な要素です。子供たちの笑顔やリアクションを肌で感じながら最高のパフォーマンスを発揮し盛り上げます。
練習
個人練習やチームで動きを確認するなど、本番のための準備をします。
テーマパークでは装飾にこだわった衣装や着ぐるみといった動きにくい服装でダンスをするので、練習で動きをしっかりと確認しましょう。
ショー
ショーは決まった時間に園内のどこかで披露するもの、劇場でするもの、観客が食事をしながら楽しめるものなど様々なタイプがあります。
観客のそばで公演するものも多く、これを目当てにテーマパークを訪れるお客様もたくさんいます。
パレード
パレードは多くのテーマパークでメインイベントに位置付けられており、規模・盛り上がり共に最大のものとなります。
大勢の観客に囲まれながらパレードカーに乗ったキャストとその周りにいるダンサーたちがパフォーマンスを披露します。
テーマパークの規模にもよりますが、十数人から百人近い出演者がいます。
トラブル対応
お客様の中心でショーを披露することもあるので、驚いて泣き出してしまう子供がいたり、撮影しようとショーに近づきすぎて危険なお客様がいることもあります。冷静かつ丁寧に対処し、楽しい雰囲気を壊さずにトラブルを解決します。
テーマパークダンサーになるには
テーマパークダンサーへの道のり
テーマパークダンサーになるには、ダンスの基礎や表現力、演技力が重要となります。
こうしたスキルを独学やダンススクールのみで学ぶのは難しいので、ダンス専門学校や芸術系大学に通うのがオススメです。テーマパークダンサーは非常に人気のある職業ですが、日本国内にショーやパレードをするテーマパークがそれほど多くないことや毎年求人募集をしているわけではないことから非常に狭き門となります。チャンスがあれば積極的にオーディションに参加し、何度でも挑戦しましょう。
有名なテーマパークの場合はテーマパークダンサーに求められるレベルも高いです。
あせらずに経験を積み自分のスキルをしっかりと磨くことが大切です。テーマパークダンサーとして活躍した後のキャリアには振付師やダンスインストラクター、演出家、舞台スタッフといったものがあります。
求められる知識・資質
テーマパークのダンスは華やかでエネルギッシュな動きが多いことから、ジャズダンスがベースとなることが多いですが、テーマやキャラクターによって様々なスタイルのダンスを組み合わせます。ヒップホップやバレエ等いろんなジャンルに挑戦しましょう。
テーマパークの世界観やショーのテーマを伝えるにはダンサーの表現力や演技力が重要です。
またそれ以上に、顔の表情や身体全体で“喜怒哀楽”を伝えられる表現力やコミュニケーション力が大切と言っても過言ではないでしょう。
テーマパークダンサーは1日に何度もショーに参加するなど体を酷使する職業です。
日頃の筋力トレーニングや、練習後のストレッチなど体のケアを入念にし、怪我を未然に防ぎましょう。
毎日多くのお客様の前でショーをする以上、トラブルは避けられません。
こうしたトラブルへ冷静に対処する対応力を身につけましょう。
必要な資格・試験情報
テーマパークダンサーに必要な資格はありません。実力主義の職業なので自分のスキルを磨くことが大切です。
自分の得意なダンスだけでなく、幅広いジャンルのダンススキルを身につけ、全身で表現できる演技力と表現力で観客を楽しませられるように研究を重ねましょう。沢山のテーマパークや舞台などへ足を運び、実際のダンサーの表情や表現の仕方を観察することも勉強になるでしょう。また、オーディションで印象に残るよう自分の魅力を最大限に伝えられるアピール方法を考えることも重要です。