譜面は読めた方がいいの?
先日、ある方からこんな質問を受けました。
質問 = 譜面は読めた方が良いですか?
答え = 譜面は読めた方が良いです。
質問 = 譜面は書けた方がいいですか?
答え = 書けた方がいいです
譜面とはなぜ必要なのでしょうか?
それは!
◆ミュージシャン同士や音楽作家とのコミュニケーションを円滑に行うため
◆音楽を残す(記録する)ため
それだけのものです。
(こんな譜面もこの世の中あるんですよ)
譜面を読めることにより
演奏上では短時間でメンバーとのコミュニケーションがとれ
スムーズに演奏ができ便利なことは言うまでもありません。
譜面を書くことについては
「相手にできるだけ正確に自分の気持ちを伝える」
この部分がしっかりしていれば
譜面の書式や形式はなんでも構いません。
譜面の読み書きについての学習は
日本人にとっての「英語」を学ぶことに似ています。
相手とコミュニケーションを取りたい
と言う気持ちが最も大切です。
その気持ちの度合いにより
どこまで?どの程度?
が決まってきます。
学校で譜面の読み書きを勉強していると
ついつい、演奏時に「譜面に頼りすぎてしまう」
譜面依存症のような傾向になることがあります。
しかし譜面がなくても、音楽を聴くだけで
どのような演奏をするべきか?
こちらの能力の方がもっと大切です。
最後に譜面の話とは少しずれてきますが
便利な世の中であるからこそ
色々な音楽に出会えます。
これまでに出会ったことのない
自分が気に入った音楽を
ふかーーーーく聴いてほしいと思います。
そして、譜面には書くことのできない
作者・演奏者の想いを感じ取ってみてほしいです。
教務部 西本