音響授業〜マイク聴き比べ〜
こんにちは!教務部近藤です。
今日は、僕が担当しているPAコース2年生の授業で、
マイクの音の聴き比べを行ったので少しご紹介します!!
マイクにはいろんなメーカーのいろんな種類があります。
PAエンジニアさんは、集音したいもの(楽器や声)によって、
何のマイクを使用するか考えるところから始まります。
授業では指向性が〜とか周波数特性が〜と理論的なことを
いろいろと勉強しますが、結局どのマイクが良いだ!!
ということで、本日、聴き比べを行いました!
まずは、スネアドラムで聴き比べ!
スネアドラムにたくさんのマイクを、
なるべく同じ条件になるようにセッティングしてみよう!
学生たちみんなの試行錯誤の末、こんな感じ↑↑↑↑になりました。
まずはダイナミックマイク8本を聴き比べ。
8本のマイクの音を同時にPro Toolsで収録し、1個づつ聴いてみます。
普段Shure SM57を使うことが多いので、その音を基準に
低域や高域・音質などを中心に真剣に聴き比べました。
それぞれ、微妙に音が違い、みんなで意見を出し合い、盛り上がりました!
個人的には、EVのN/D468が好きでした!
しかし低域が少し足りない感じ。
逆にRE20が低域をしっかり拾っていて、高域が足りない感じだったので、
この2本のマイクをうまくミックスすると良くなるだろうなと感じました!!
次に、声に合うマイクはどれだ??ということで、
ナレーターに向けてマイクを12本立ててみました。
圧がすごい。。。
マイクのラインナップはこちら。
1〜3はNeumennのマイクで、3つ合わせると軽く100万円超える金額!
みなさん機材は大事に扱いましょう!
ということで、男性のナレーターの声を収録してみました。
U87aiが業界標準のレコーディングマイクなので、これを基準に聴き比べます。
この中で一番高いマイクであるNeumann M149 Tubeは、
さすが高いだけあるなといった印象。
U87aiに比べるとすっきりした音で、EQ等なしでそのまま使えそうな感じでした。
そして、意外と負けじと良い音をしていやのがShure SM58。
¥12,000くらいで買えるマイクで、
リハーサルスタジオやライブの定番ボーカルマイクですが、
やはり定番なだけあります。
今回はこんな結果になりましが、
スネアも叩く人やスネア自体の音で、マイクの印象が変わりますし、
声も男性か女性か、ナレーションか歌かなどで相性が全然変わります。
…といった感じで本日の授業は終了いたします。
起立!
礼!
お疲れ様でした!