音源編集とダンサーとの打ち合わせ
8月の終わりあっという間の夏休み
FSMでは作品製作・イベント製作が増えてきました。
イベントが多い時期に
よくある依頼の1つが以下のようなものです。
ダンスイベントで使用する音源が長いので
曲を短くしてほしい&音源を繋いでほしい
そんな依頼です。
(このプロジェクトデータは本日のお昼前に実際いただいた依頼の作業画面です)
実際の音源を聴きながらラフに編集することも
可能ですが結構時間かかります
ダンスミュージック系のBPM(テンポ)が一定な楽曲限定?ですが便利なのが
AppleのDAW「Logic Pro X」に入っている、
音源を再生するだけでテンポを計測してくれる
プラグイン「BPM Counter」です。
1.まずは楽曲をドラッグ&ドロップで読み込みます。
2.トラックのインスペクタ「Audio FX」から、
Metering → BPM Counter →ステレオ をクリックします。
3.楽曲を再生すると、BPM(楽曲のテンポ)が計測できます。
4.Logic Pro XのBPMを計測したBPMに合わせる。
5.楽曲の一拍目をLogic Pro Xの小節線に合わせる。
ここまでできれば
マスター音源を「⌘ + T」(ハサミツール)で
チョッキン✂️・チョッキン✂️
しながら音源を編集&つないで行きます。
次に忘れないでほしいのが
6.フェードツールを使ってつないだ箇所を処理しておきましょう。
フェード処理をしておかないと
大きな音で聞いた場合「バッ」などの
ノイズが乗ることがあったり、
何か不自然な感じがする事があるのでご注意ください。
このように音源の編集は文字にすると
面倒な感じがしますが
実際行ってみると簡単な作業です。
こういった作業を依頼される可能性のある方は
是非お試しください。
発注するダンサーの人たちも覚えておくと便利ですよ
最後にダンサー方と
音源編集や楽曲製作&アレンジ
を行う際知っておいた方がいい事が…それは…
ワンエイト=2小節
ツーエイト=4小節
(楽曲のBPMにもよります)
ダンサー多くの方は「ワンエイトやツーエイト」などの
用語で依頼されてきます。
ミュージシャンは「○○小節」で
会話する事が多いので
このことを知らないと
打ち合わせ時にお互い「何のこっちゃ 」になります。
本日の音源編集も
「ツーエイトは長いよね〜」
「そこのワンエイトカットしようかぁ〜」
そんな会話をしながら作業を行ってました。
あと
「そこにジャーーン・くるっの所にバーーーン」
「始まりはしゃーーっ・終わりはドーーーン」
で依頼される方も多いです
ダンサーの方との音楽制作はミュージシャンとは
少し違った感性や発想を持っているので
とっても楽しいですよ
教務部 西本